国際医療福祉大学医学部 精神医学教室 教授（代表）　中里 道子 プロフィール

Think Globally, Act Locally in Psychiatry
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国際医療福祉大学精神医学教室は、本学の理念である「共に生きる社会」の実現に向けて、目の前の患者様に最善のチーム精神医療を提供するとともに、将来の精神医療に貢献するプロフェッショナルな人材を育成していく使命を担っております。
今日、私たちを取り巻く社会・医療の現場では、うつ病などの精神医学的な問題を抱える人は5人に1人以上と言われており、メンタルヘルスの問題は国際保健医療の最優先課題の一つと考えられております。人の心と脳の働きおよび精神疾患について適切に理解し、質の高い診療技術を身につけることは、医療に従事する者にとって必須であると言っても過言ではありません。

国際医療福祉大学成田病院精神科は、一人ひとりの患者様に包括的で良質なチーム精神医療を提供して参ります。
本学成田キャンパスと国際医療福祉大学成田病院の位置する成田市は、地域生活に根差した医療の場であるとともに、文教施設や国際空港の存在によって、世界各地から多くの人が集まる国際都市でもあります。私たちは、近隣の医療機関と密な連携を取って地域の精神医療を行うとともに、新設の大学病院精神科として、国内外の精神医療に貢献できるプロフェッショナルな人材育成とよりよい精神医療の発展に向けて研究を推進する使命を担っております。

当診療科は40床の入院部門と外来部門を有し、地域の医療機関と密に連携・協力して、精神疾患の急性期から回復期までをサポートする包括的な多職種チーム医療の実践をめざします。

地域の皆様、関係者の皆様方には、日頃のご支援に厚くお礼申し上げます。今後もますますのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

• 地域の医療機関や関連施設と密に連携し、精神疾患の発症から回復までの各ステージに応じた包括的な多職種チーム精神医療を推進します。
• アクティブラーニングや実践型の指導体制を通じて質の高い精神医療を共に学び、多職種チーム医療で実践します。
• 当教室では、海外との国際交流も積極的に推進しており、留学や海外での教育・研究の豊富な経験を有する教員達の指導のもと、国際共同研究や海外での研修を活発に推進するともに、学会発表も積極的に応援して参ります。将来、留学や海外での医療研究機関での活躍を志す皆様方を心からお待ちしております。
  
• イギリスのモーズレイ病院やキングス・カレッジ・ロンドンなど、海外の医療機関と連携・協力し、不安症や摂食障害に対する認知行動療法、認知機能改善療法、オンライン認知行動療法の開発などに取り組んでいます。
• スイス、ジュネーブのNetUnion社と共同研究でオンラインを用いた認知行動療法の開発や、新しい治療法を実践しています。