本学のカリキュラムは、卒業生全員が医師として国際的に活躍できるようになることをめざしています。 このため、入学直後から英語を聞く・話す力を、個人のレベルに合わせて集中的に身に付けながら、 1年次2学期から2年次3学期まで、基本的な医学知識の授業を英語で行います。 6年次には学生全員が海外の医療機関で臨床実習を行うなど国内では他に類を見ない大きな特長があります。
このため入試で高い英語力が問われるのではないかとのご質問をいただきますが、 入学後に十分な学修環境を整えていますので、入学時点で飛び抜けた英語力を必要としている訳ではありません。 実際に入学後のTOEFLの成績は目覚ましく伸びています。
一方、日本語で実施される共用試験や医師国家試験に対応できるよう、医学用語については、 低年次から日英で修得するほか、3年次から授業の言語を日本語にスイッチし、 4年次から始まる臨床実習でも日常的に日本語で診療を行います。
音楽やスポーツなどと同様に、医学の世界も専門的な知識や技術、患者診療の心構えなどについては、 言語を問わず世界共通に学ばれているのですが、ある場面で実際に使用される言語に関する具体的な対策は必要だと考えています。
臨床実習中は医師国家試験で問われる知識を主に日本語で、そして時には英語で身につけてもらうことで、 できるだけ多くの学生がUSMLEの受験を希望するよう、支援していきたいと考えています。
臨床実習後は卒業試験と医師国家試験に備え、これらの知識を総括する授業と24時 間、自学自習できる環境を提供する予定です。