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カリキュラム

国の内外で活躍できる医師を育成するためのカリキュラムです。英語による授業や、診療参加型臨床実習、4週間を超える海外臨床実習など、世界水準を上回る教育を行います。

6年間の学修のながれ

1.英語・医学英語 / 1~2年次

1年次にはネイティブの外国人教員を中心に、「社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる」レベルのスキルを身につけます。2年次以降は、病歴聴取、身体診察、症例報告、医学論文読解・執筆、学会発表などができる英語コミュニケーションの力を養う総合教育科目です。

2.リベラルアーツ / 1~3年次

国際的に活躍する医師として知っておくべき一般教養の知識を学びます。人間系として死生学や医学史、社会系として法と医療や社会保障と医療制度、全地球的な課題として国際機関論、国際関係論など、多彩な講義が開講されます。

3.医療プロフェッショナリズム / 1~3年次

良い医師として育つために、医師としての価値観、倫理、コミュニケーション、ヒューマニズムを考える、日本語による総合教育科目です。1年次に医療倫理、医療安全、2年次にチーム医療、多職種連携、3年次に説明義務や患者を第一に考えることの大切さなどをテーマに、具体的ケースと議論を通して問題点に気づき、問題解決に向かう方法を考えます。

4.医療面接・身体診察 / 1~2年次

病気の始まり方などを尋ねる問診、身体診察中の声かけ、患者や家族への生活指導や悪い知らせの伝え方等、コミュニケーションは信頼を得ることにもつながる重要なアート(技能)です。日本語、英語による医療面接と身体診察技法を、学生同士で、あるいは模擬患者や了解を得た実際の患者の協力を得て実践的に学ぶ専門教育科目です。

5.医療入門・正常解剖演習 / 1年次

医学を学ぶために必要な、人体の正常構造を理解する専門教育科目です。3D画像教材、人体模型などを通じて正常解剖を立体的に理解し、各部位の解剖学的名称を日本語、英語で言えることができるようにします。あわせて、解剖学的構造から主な臨床疾患との関係を理解します。

6.国際医療保健学・海外医療体験 / 1~3年次

国際医療保健学の講義・演習は、国際保健における主な課題と背景、各国の文化と医療制度などを英語による講義・演習で学ぶ総合教育科目です。また、海外医療体験では、海外の国々を訪問し、各国の医療事情を調査して、将来の望ましい姿について考察します。

7.医療生物学、医療化学、医療物理学・医用工学 /1年次

日本語による総合教育科目です。細胞生物学、細胞から器官への成長過程、および医学を学ぶうえで必要なヒト生物学を学び、また、身の回りの物質や現象を原子・分子・イオンのレベルで理解し、化学の基礎的事項を修得したうえで、生命体・生命活動に関連する化学を学びます。さらに、医療と物理学との関係を理解し、エックス線などの医療機器・装置の動作原理を学びます。

8.基礎医学総論 / 1年次

医学を学ぶために必要な、基礎医学の総論的な知識を英語で身につける専門教育科目です。 具体的には、生化学、分子生物学、免疫学、生理学、薬理学、組織学、組織学演習、病理学、病理学演習の9分野にわたって、授業が展開されます。 この後、基礎医学の各論的な知識と臨床医学の知識を器官別に統合するために重要な授業です。

9.発生・出産 / 1年次

ヒトの発生の知識は、人体の成り立ちの理解に必須であるばかりでなく、後で学ぶ臨床医学における先天異常や、発生過程に関連した疾患の理解につながります。また、正常妊娠や分娩の経過など、妊娠、分娩について理解し、後で学ぶ妊娠中の異常やさまざまな疾患の合併妊娠、分娩時異常の病態生理やその管理の基礎を英語で理解する専門教育科目です。

10.統計学 / 1年次

患者に最善の医療を提供するためには、常に最新の基礎医学研究や臨床医学研究を収集し、結果を正しく理解することが重要です。統計学の講義は、医学研究で日常的に用いられる研究デザインや統計解析手法について学び、論文を批判的に吟味する実践的能力を日本語と英語で身につける総合教育科目です。

11.器官別統合講義 / 1~2年次

ヒトの体の発生、生理、解剖、およびそこで生じる疾患の病態生理などの基礎医学の各論的な知識と、代表的な疾患の疫学、診断、検査、治療などの臨床医学の知識について、体の器官別(循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌代謝系、腎泌尿器系、婦人科系、運動器・皮膚・膠原病、脳神経・精神系、感覚器系、血液系)に英語で統合的に理解する専門教育科目です。

12.胎児・小児の成長と疾患、感染症、腫瘍と臨床 / 2年次

英語による専門教育科目です。正常な成長・発達を支える栄養や小児保健および小児期の疾患の病態生理や治療を学びます。また、ウイルス・細菌・真菌・寄生虫による感染症の発症機序および病態生理と治療を理解し、国内外における実態を学びます。さらに、各部位・臓器に生じる良性腫瘍ならびに悪性腫瘍について病態生理、および診断、検査、治療を理解します。

13.正常人体解剖実習 / 2年次

1年次に学んだ人体の構造について、器官別統合講義など基礎医学や臨床医学の各論を学んだ後に、再度、ご献体いただいたご遺体で理解する専門教育科目です。臨床医学に重要な解剖学名、臨床医学と解剖学的構造との関係を日本語と英語で、より深く理解します。

14.救急と集中治療、麻酔 / 2年次

英語による専門教育科目です。一次救命処置とその指導法を身につけ、救急患者の病態・治療管理法を理解します。また、災害時のトリアージ、ショックや多臓器不全における生体反応を理解し、呼吸生理学と麻酔に必要な薬物を理解します。さらに、全身・局所麻酔の具体的方法、各科での手術前後の管理の違いや具体的問題点、術前後の疼痛コントロールについて学びます。

15.予防医学・行動科学、老年医学 / 2年次

英語による専門教育科目です。予防医学の理論と技術、これまでの成果と今後の適用分野を理解し、健康の保持・増進・回復に関わる社会的・文化的・心理的要因を基に「人間が自らの意志で行動変容できるように促す」ための行動科学の理論とモデルを修得します。さらに、高齢者特有の病態と骨粗鬆症、老年症候群、ロコモーティブ症候群など代表的な疾患について理解します。

16.社会医学Ⅰ~Ⅴ / 3年次

社会医学の講義・演習は、医療制度、医療経済、医療の質・安全確保などを学ぶ「医療管理学」、疾病予防や集団の健康について学ぶ「衛生学・公衆衛生学」、死因究明・身元確認などについて学ぶ「法医学」、統計学や疫学の手法を患者診療に生かす「臨床疫学・EBM」から構成されます。

17.総合臨床医学 / 3年次

これまでに学んだ疾患について、内科系、外科系、産科学・婦人科学、小児科学、精神科学、整形外科学、麻酔科学、救急医学、放射線診断学の専門的側面から、改めて日本語で学びます。さらに、臨床検査学・医用工学、理学療法・リハビリテーション医学、総合診断学、心療内科学、地域医療学(家庭医学を含む)について総合的に学びます。

18.臨床診断入門、症候と臨床推論 /3年次

症例の診断を目的として、1、2年次に練習した医療面接・身体診察の技能向上を図ります。また、心電図、超音波検査の技能とその解釈、血液、エックス線、CT、MRIなどの検査結果の解釈とカルテの記入法を身につけます。さらに、意識障害、頭痛、めまい、胸痛、腹痛など重要な症候の臨床推論能力をグループ討論で身につけます。

19.CBT(Computer-Based Testing)とOSCE(Objective Structured Clinical Examination)/ 3年次

全国の医学部医学科の学生が臨床実習前に受験する試験で、運転免許試験の仮免許試験に相当します。CBTは大学のコンピュータ端末で受験する筆記試験で、臨床推論能力とそれに必要な病態生理、基礎医学の知識が日本語で問われます。OSCEは医療施設を模した試験室で受験する実技試験で、医療面接、身体診察、基本的臨床手技や救急蘇生等の実技や態度が評価されます。

20.臨床実習 Ⅰ~Ⅲ〈クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)〉 / 4~5年次

臨床実習Ⅰ、Ⅱでは、内科系、外科系、小児科、総合診療科、救急科、産婦人科、精神科の基本診療科で、臨床実習Ⅲではその他の応用診療科で、クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)を行います。それぞれ指導医の監督の下に担当患者の医療面接、身体診察、検査、治療、カンファレンスなど、医療チームの一員として行動し、医師のプロフェッショナリズム、臨床問題を解決する実践力を獲得します。

21. 関連職種連携教育(演習・実習)/ 4年次

全人間的支援に不可欠な職種間連携を修得するため、保健・医療・福祉の他職種の専門性を理解するとともに、職務の関連性や連携のあり方について理解します。他学部の学生と一緒にグループに分かれて、医療福祉連携、チーム医療についての理解を深める演習と、実習施設の患者・利用者の方々および指導者等の協力のもと実習が展開されます。

22. USMLE(United States Medical Licensing Examination)/ 5年次

米国の医師免許試験のことです。米国外の医学部を卒業した医師が米国の臨床研修に参加する資格を得るためには、Step1(コンピュータによる筆記試験)とStep2(筆記試験と実技試験)の合格が必須です。本学では5年次の3月までにUSMLEのStep1を受験することを全学生に推奨し、課外で対策講義を実施します。

23. 臨床実習 Ⅳ(選択臨床実習・海外臨床実習)/ 6年次

ミャンマー、ベトナム、モンゴル、ラオス、韓国、マレーシア、インドなどのアジア諸国や欧米諸国等に4週間以上滞在し、その国の臨床教育を受けるとともに、身につけた英語力で各国の医療事情を学びます。残りの期間は、各自の選択によりすべての診療科から1診療科を選び、将来への診療科選択や専門医への橋渡しも視野に入れ学びます。

24. 英語による国際臨床能力評価テスト、臨床実習後OSCE / 6年次

臨床実習Ⅳの後、米国やカナダの資格試験として行われているレベルの英語による国際臨床能力評価テストを受験します。さらに臨床実習後OSCEが1週間にわたって実施され、卒業判定に含められます。

25. 総括講義 / 6年次

6年間の医学教育の学修の総まとめとして、人体の構造と機能、病因、病態、症候を中心に復習します。また、内科系、外科系等の臨床各科の重要な知識を整理し、問題解決に役立つ総合的な知識として昇華させます。さらに、医療プロフェッショナリズム等の基本的事項をおさらいし、社会医学系科目の最新情報を修得します。

26. 卒業試験、医師国家試験/卒業前

医師国家試験は、厚生労働省が毎年2月に数日かけて実施している数百問からなる多肢選択式の記述試験です。2年次までの授業は英語で行われますが、3年次以降は日本語で行われ、CBTや臨床実習、そして医師国家試験に備えます。6年次には専用の24時間対応の学修室が利用できるほか、上記の総括講義で知識をおさらいし卒業試験で確認します。