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理学療法学科:2017ユニバーシアード男子サッカー日本代表 金メダル 帯同報告

2017/9/29

8月13日~8月30日に開催された「第29回ユニバーシアード競技大会・台北大会」において男子サッカー日本代表の理学療法士として帯同しました。ユニバーシアードは国際大学スポーツ連盟(略称FISU)が主催する2年に1度開催される総合競技大会であり、全世界の学生たちが集まるため、一般に「学生のためのオリンピック」と言われています。前回大会は2015年8月に韓国(光州)で行われ、男子サッカーは3位の成績でした。

直後の9月より次の台北大会へ向けての強化が始まり、全日本大学サッカー選抜を結成してメディカルスタッフの一員として活動を開始しました。これまでの2年間は、各選手の所属する大学授業期間外である2~3月・8~9月を利用して、国内外を含めて複数回の長期・短期強化合宿を実施しチーム力を向上させてきました。ユニバーシアード競技大会の男子サッカーは、11日間で6試合(中1日)の過酷なスケジュールとなります。そのため、私は理学療法士として帯同をしていましたが、チーム発足当初より、その役割は怪我の予防や治療のみならず、心身の疲労度評価やリカバリートレーニングの実施など、選手のコンディショニング管理全般を担当していました。

本大会予選リーグは、初戦のマレーシア(2-0)、カナダ(5-0)、ウルグアイ(2-1)と全勝で1位突破を果たし準々決勝に駒を進めました。準々決勝は前回大会覇者のイタリアとの対戦となりましたが、日本は攻撃の手を緩めず6-0と大勝し、続く準決勝も中南米代表のメキシコを3-1で破りました。決勝は前々回大会覇者であるフランスとの対戦となりましたが、日本は先制点を守り切り、見事金メダルを獲得することができました。

現在、プロサッカーリーグであるJリーグの1部リーグ、2部リーグ(全40チーム)の約7割の選手が大学出身者です。大学サッカーのレベルを向上させることが、今後の日本サッカーの発展にもつながるという思いの中、選手(学生)、スタッフ全員が互いに協力し合いながら大学サッカーの世界一を獲得できたことを誇りに思います。

また、決勝戦当日の朝は、現地の方々や国際ボランティアスタッフを含め、多くのサポートや声援を頂いていたことに感謝の意を込めて、選手全員が率先して選手村の近隣公園を清掃していたところを地元メディアに大きく取り上げられました。台湾は戦後の日本の統治下であったこともあり、教育や文化などが類似していることも多く、日本に友好的な国の一つでもあります。スポーツと政治は全く関係ありませんが、台湾の歴史や文化的背景もあり、日本の試合会場には多くの地元台湾の方々が応援に駆けつけて頂きました。選手たちも日の丸を背負いながら、また、日本を応援してくれている国内外のサポーターのためにピッチ内外で大きく飛躍・成長できたことは今大会を通じての最大の成果でもありました。今の学生は本気になれば成長度は未知数です。そして、学生は何かを背負い、人のため、社会のために活動することで人間的に大きく成長することを実感しました。

今後は、本学学生が国内外の社会に貢献できる医療人のリーダーとなれるように、今回の帯同経験を教育活動に生かしていきたいと思います。最後に、学期末の忙しい中にも関わらず、今回の大会帯同にご賛同頂いた理学療法学科教員の皆さま、並びに教職員の皆さまに深くお礼を申し上げます。

(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 宮森隆行)


準々決勝vsイタリア(6-0) 終了後

傷害予防テーピング

ウォーミングアップ

トレーニング前の傷害予防エクササイズ

物理療法機器を利用した腰痛治療

表彰式終了後